活動の報告

体力づくり・からだづくり活動について考える

長く活動を続ける中で、子どものからだは生活環境により大きく変化し、体力が伴わない体に成長している姿を追いかけてきました。

生活環境を考えれば、昔のような体力は必要がないとも考えられます。「どの位の体力が必要なのか」については、その人が生きる環境にもより異なることから、明確には言えませんが、漠然と「生きる力」とでも言いましょうか?

その観点からみた生きる力とは、日常的にみて、「すぐ風邪をひく」「インフルエンザには毎年かかる」、子どもの活動を40年程継続してきたことからみても、日常動作からみれば多くの子どもの課題ともいえる「集中力がない」「自信がない」「やる気がない」「諦めやすい」の背景にありそうな体力かと思います。

順調なからだの発育発達促進となるであろうからだの動きと運動量などを、子どもに合わせて観察することが最も重要な課題であると考えます。そのためには永くその子を観察することが大事です。

私はたまたま半世紀にわたり長く2・3歳児から90歳までの人のからだづくりにかかわってきました。またスポーツで好成績を目的に選手養成も30年ほど継続してきましたので、人体が必要とする動きづくりと健康づくり、高いパフォーマンスを求めたからだづくりを共に経験しながら学ばせてもらいました。

自分のからだはスポーツにより、また多忙すぎる生活環境の無茶なからだ使いからボロボロになって高齢期に入り、65歳で歩行困難、生活に支障をきたす程のからだとなりながら戦う20年、そして85歳で今の自分に必要なからだづくりに挑戦の日々ですが、からだづくりの重要性はただ流されて生きていてはいけないということだけは実感しています。

その目で幼児から子ども達をみれば(大人も同じ、いやそれ以上に必要)、自ずとその段階それぞれで、からだづくりを意識的にしていかなければならない時代であると考えます。しかしそれは、ただ活動すればよいのではないことも明らかです。

理想とするそれぞれの年代層、その上での個人差を重要視した「からだづくり」の意識的活動が何よりもその後の長い人生にとって重要な意味を持つことが明らかです。

昨日スポーツ協会の講習を受講し、また新たに子供に対するスポーツからの意味あるからだづくりと共に意欲づくりの重要性を発見し、4月からの活動への意欲が燃えました。

 

-活動の報告