おしらせ

子どものからだづくり塾開催案内

北海道教育庁石狩教育局、札幌市教育委員会、一般財団法人北海道体育文化協会の後援を得て、本年度43年目の活動です。46年前日本の子供のからだがおかしいと言われ、日本体育学会はじめ多くの研究者が問題視しました。札幌市、江別市の退職校長が集まり「子どものからだを考える会」を設立し、現職教員と共に休日利用して市内20校で運動を提供したのが始まりです。以後北海道の子どもの体力低下は長く続いていますが、、大先輩の遺志を継ぎ、少しでもお役に立てばと継続努力してきました。令和7年度は43年目の活動となり、開催校の校長・教頭先生のご協力により継続実施されております。

長い新型コロナ騒動からアフターコロナとなり、新たな感染症に悩まされる中6年度参加の子供達は逞しく活動してきました。寒い中半そで姿で汗をかいている子供もいました。そんな発育発達最中にいる子供たちの力を信じて体力づくりだけではなく、計画的に自由遊びが提供されています。のびのび自由に活動することで明るい笑顔になり、楽しそうに動生きまわる子供の姿を見ることは、長く指導に携わってきた指導陣も満足しています。しかしコロナ騒動後の子供達の様子はそれ以前とは大きく異なっています。特に中学女子の体力低下が大きな問題となっていますが、ここでの活動でも高学年女子が急に動きたがらなくなり今後の健康・体力に問題が起きるのではないかと案じています。低学年は水を得た魚状態で、どこまで動くのか、どこまで動けるのかと思うほど、体力的には余力があるようです。幼児期から小学校低学年時期には自らが今持つ体力と意欲をもって活動的な生活をさせることが将来にとって重要です。しかし最近の生活環境から、自由に公園で遊ぶ時間と仲間がいないために、夢中になる、頭が真っ白になるようなダイナミックな活動がないために、早くからスポーツ活動に参加することで、偏った体使いになり激しく行えば発育発達阻害やけがの問題が出ています。大選手たちが口をそろえて言うのは、公園で毎日自由に遊ぶのが一番良いと。その機会がなければこの活動で基礎的体使いを学び、息が弾む動きを経験することは心身ともに貴重な体験となりますので、一人でも多くの子供に体験させてほしいと願います。3校しか開催できていませんが、どこの学校も同じ内容で活動していますのでご利用ください。

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