スポーツ活動の内容

市内4 小学校及び円山陸上競技場にて、「子どものからだづくり塾」として活動を行っています。

スポーツ活動

子どもの活動は、まず心が動かなければ活動が進みません。運動はからだに変化が起きることですから慣れない動き(したことがない動き)はまず心に抵抗感が出てしまいます。知らない(気がつかない)うちに、動いているうちに、なんだかこころもからだも楽しくなってくるように導かなければなりません。そんな子どものこころの動きを観察しながら、折角やるなら「頑張ろう」という気持ちになれるように指導陣は観察しながらすすめています。

  • 基礎基本の運動を重視しています。(元々の人体として、また年齢段階で運動成果は異なります)
  • 正しい動きづくり(姿勢、歩き方、走り方)ができるように、色々な動きの中で身につけていきます。
  • 仲間づくり(低学年は喧嘩が多いですが、学年が進むと良い人間関係をつくれるようになります。)

活動の目的

伸び伸びと自らを成長させることができる環境を提供します。

  • 順調な発育発達促進(姿勢や動きが悪ければ促進運動にはなりません。)
  • 子どもの興味と規律、忍耐力強化など心身多方面への成果  が期待できます。

活動の効果

スポーツ活動により

  • 肥満防止
  • ストレス発散
  • 健康増進
  • 生活習慣改善
  • 体を動かすことへの歓び

など、さまざまな効果があります。

活動の経緯

38 年前、退職校長が子どものからだを心配して始まった活動です。
NPOとしての活動は平成17年からで、14 年を超えました。当初現場の教員と共に活動が始まり、その後は教育現場が変化し、現場教員の援助が少なくなりましたが、退職教員やスポーツ指導者、保護者が集まり活動を継続しています。
小学校においては校長・教頭先生、そして教職員の応援のもと本年37 年目の活動が続いています。

活動の具体例

鴻城小学校体育館の1例

ランニング
高学年10周(およそ600M )

基礎基本的な動きの準備運動

関節の動かし方や筋肉の使い方(人体の各関節の可動範囲を知る)
膝を曲げる、伸ばす、回すなど正しく足の裏を使用できるように
腕を伸ばす、曲げる、回すなど、跳ぶ運動 など部分部分に意識をもつように指導している。

特に力を入れているのは、足の指、足の裏の使い方、重心の位置確認、全身の筋肉をうまく使えるように意識する。

走・跳・投の運動を必ず入れるサーキット運動を繰り返すことで全身の動きをまとめる力を養うと同時に有酸素運動能力を身につける初体験の子ができないことも、数回の体験でかなりの持久力が身につく。北海道子どもの体力低下がかなり問題視される中で、必ず言われるのは冬期間の活動不足である。しかし、真駒内公園では外の活動を重視していたので、子ども達は室内での活動を嫌うようになる。実際、他の場所でも「今日は外で行う」といえば、「やったー」と歓声が上がる。子どもは本来外での活動が好きであることが良く分かる。そして、活動がダイナミックになれば、僅かな時間でも相当の成果が出る。だからといって偏った動きばかり(偏ったスポーツ活動)の連続は、成長を妨げるだけではなく、からだに大きな癖をつくりあげていく心配がある。指導者はよく観察しなければならない。なぜならば、発育発達に即した動きでなければ、力以上に頑張ることで体がゆがみ、内股、猫背、腰猫背(新語)O脚などにつながり、その後の伸びを抑えてしまいかねない。

トレーニング
ラダートレーニング、ケンパ運動、ボール投げ、
ランニング(走り方トレーニング、ダッシュ練習など)
跳躍運動(縄跳び、ゴムとび、ハードルなど)
自由選択あそび(バドミントン、バスケットボール、ドッチボール、サッカーゲームなど)

学年に応じて、学校で今行われているボールゲームなども入れています。

グラウンド使用

広い場所が使用できれば長めの距離走から始まります。ランニング、基礎的な体操、ダッシュ練習、
ハードル走、ボール投げ、リレー走など(時期をみて幅跳び、ゴムとびなどの跳躍)
サッカー、野球、ドッチボール、キックベース、鉄棒など

利用場所により、また冬期、夏期の季節により内容に変化工夫をしていますが、必ず走・跳・投運動を入れ、全身くまなく使うことを心掛けて指導しています。

2019/09/27