活動の報告

夏休み円山競技場の活動報告

急に暑くなり、暑さに弱い北国の人々も「暑い、暑い」とばかりも言っておられず何とかしなくてはなりません。暑さ対策として運動(労働も)することで、汗をいっぱいかき体を整えることが有効ですが、そうはいっても30度越えでは指導する側は色々心配します。ところが、参加の子ども達の元気さには驚きます。フーフー言いながらも、いつも通りのプログラムをこなしていました。最後の自分で計測する短距離走では、もうやめようといっても「まだまだ走れる」と走り出してしまいます。

確かに、他の団体の子ども達も暑そうな顔もせず淡々と走り続けています。私達のグループは選手になるわけではないのですが、彼らの、今日は何本走ると決めて家を出てくることを考えると目指すところまでお付き合いすることが大事であると考え、止めたい人は止めるを合言葉に最後まで頑張る子たちを応援するのですが、32度の暑さの中、ケロリとした顔で走り続ける姿に感動します。

そしてこんなにも体力があるのに、運動できない、しない環境の中で育っていくことが可哀そうになります。かなり激しい運動をすることでからだが調子よくなることを知っても、10月でグラウンドが使用できなくなることから又半年今のような運動量を確保できないとしたらかなり全身で欲求不満を起こす、或いは体調不調を感ずるようになるのではないかと案じます。

動きがまともにできなかった子ども達でも、5月からの僅かな活動で見違えるように動きをこなしていく姿を多くの人、特に大人に見ていただきたいと思います。ずっと見学してくださる保護者の方々はその成長ぶりを目の当たりにして、北海道の子ども達だって、体力不足などといわせないぞーと感じておいでだと思います。スポーツ種目に専念することもよいことだと思いますが、色々な動きに挑戦し、基本的な走・跳・投で激しく動き、動きで色々な事を考える、或いは心を育てる、頑張りを身に付ける、お友達の力を認めるなど沢山のことを学んで欲しいと思います。何よりも、背筋が伸びて姿勢がよくなり、筋力も付けば病気と縁遠くなります。まずは風邪をひかない子になることです。アレルギーが治ったという報告や好き嫌いがなくなったなど、生活面での変化がみられることは私達が目指す事でもありますので大変うれしく思います。

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