活動の報告

最近の活動の中から

希望者は大会参加も応援していますが、9月22日川崎静一郎記念大会では、「グローアップ」の愛称で参加した小学生は29人となりました。記録よりも過緊張の場の体験と自分の全力を出し切ることへの挑戦が大きな目的でした。最近の子どもの生活環境を考えると「全力を出す」という経験が少なく、力を出し切ってこころが満足することがないようです。

ボール投げや全力走で「力いっぱいやっていいの」と聞かれて困惑するのですが、生活の中で目に見える形で人と競って(争って)戦う場面がないことに気がつきます。力いっぱい走る、投げる、跳ぶことで「あースッキリした」といい、汗びっしょりになり、子どもが満足そうな顔をすることが第一目標だと指導陣は気がつき始めました。細かな技やからだの使い方を指導する場面は別として、子どもがこころから喜んで動き、自らのからだを使い切るプログラムをつくることが重要課題です。そこに今どきの子どもにとって重要な意味があることが分かります。外での活動が終わり、冬期間には狭い場所での活動になりますので益々プログラムが重要な意味を持つようになりますので、指導陣の指導力が問われます。

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