活動の報告

冬の運動(動き)不足とは

お正月明けに集まった子ども達のからだについて、毎年感ずることですが、少しの連続運動も耐えられない状態です。高齢者が2週位運動教室がなかったことで「からだが固まる」といいますが、83歳の指導責任者私は、日々の中でからだが固まり血流が悪くなることを感じながら生活しています。かなりの運動経験者ですが、加齢と共に運動量はどんどん少なくなり、「からだが固まる」と感ずることが人一倍大きいのです。ゆったりと日々を送っている高齢者は、からだが固まるという経験が少ないようです。健康長寿のために体を鍛える、子どもであれば発育発達促進となるような運動刺激が、それぞれ後々健康長寿に大きく影響が出ると考えて行っていますが、した人としない人との差、その比較は難しいと思います。「人間は動くようにできている、だから動かなければならない」といわれることを信じながら、運動後の快感を求めて運動を楽しみ、汗を流して血流をよくすることだけは継続したいと思います。子ども達にはそのような習慣を身に付けさせたいと思います。

日頃からあまり運動しない生活の子は、休みが長くなって「からだが動かない」「からだが動きにくい」などとは感じないのではないでしょうか。でも、体が弱い、或いはすぐに風邪をひくという違いがあるかもしれません。日々発育発達途上にあることから、運動(動き)不足はそれほど感じないのだと思います。ところが激しく運動している子は、休み中にあまり動いていなかったので、走ると息が苦しい、運動が連続的にできないと感ずるのです。

そこでゆっくり準備運動をして、追い上げるような動きに挑戦し、一気に脈を上げるとすぐに動けなくなり喘ぎます。そこで一休みすると割と早くに元の状態に戻ります。さすが発育発達途上にあると感じます。そこから更に追い上げて、好きな運動へと勧めることで全身がよく動くようになります。それほど時間をかけなくても、運動の流れをうまく取り入れて行うことでよい汗を流し満足げに帰ります。

そんな運動を毎日して遊んでいた私達世代は、高齢になっても元気なはずです。比べれば今の子ども達は、激しい、息の上がるような運動(動き)は多くても週2回位のようです。毎日雪の中でも1時間位遊べば、近視も治るくらい良い影響がありそうですが、遊ぶ事に慣れていなければ外に出て遊ぶことが難しいようです。

でも、真駒内公園内の除雪による高い雪山で、中学生が数人、ただ上り下りするだけですが1時間以上も遊んでいる姿を見たことがありました。あまりに珍しくて足を止めて見てしまいましたが、昔はそんなことは当たり前でした。今の中学生でも、やればきっと大喜びではないでしょうか。すっきりストレス解消、仲間づくりにも役立つでしょう。子どもが可哀そうになります。公園で雪合戦でもさせてあげて欲しいものです。一日1回、ハアハアいう運動をして汗を流しましょうと子ども達には伝えています。

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