おしらせ 活動の報告

円山陸上競技場における陸上競技で健康・体力づくり

2018/05/28

5月7(月)・8(火)・10(木)・11日(金)と4回の開催から、2週目からは参加人数に合わせて、14(月)・15(火)・18(金)日週3回の開催で始まりました。週3回通う子どももいますが、学習塾、他の習い事の回数を聞くと放課後2つ、3つの習い事に頑張っているにもかかわらず、回を増すごとに懸命に走る子ども達の姿に底力を感じます。

月曜日の参加が少ないのですが、このまますすめようと思います。人数の少ない方が良い人は月曜日に参加するとよいでしょう。子どもは学年差があってもやることが同じのグラウンドでの活動の方が、年齢により動きが異なることの学習にはなります。

ここで行う発育発達促進運動となる基礎基本の運動は、学校体育の中に出てくるいろいろな技術に対応できる力をつけていくことが分かります。

例として、5年生になり、身長も伸びてきた女の子が突然逆上がりができるようになった。ボール運動でのドリブルが全くできなかった男の子が、久しぶりにやったドリブルで難なく数十回のドリブルができたなど、基礎基本の運動の重要性を教えてくれます。そして、何よりも姿勢や歩き方に大きな変化が出てきます。

昔毎日自由に動き、遊んでいた運動の中で獲得した運動能力をもって跳び箱や他の運動が難なくできていたことを思うと、意図的な基礎基本の運動は、現代っ子の能力を引き出すもとになっていることが分かります。特に腰猫背や肩猫背、重心のずれ、弱い筋肉、内股などの現代っ子の特徴を手直ししなければ、正しいからだの使い方を身につけることが出来ません。

一生の支えとなるからだの基本をしっかりと身につけることは、運動が上手になるためばかりではなく、健康長寿の基礎づくりであると考えます。

跳び箱や鉄棒、マット運動はそれを何度も回数多く行ったからできるのではなく、基礎基本の運動をきちんと正しく繰り返し行うことで様々な動きの力が身につき、応用能力に磨きがかかることが分かります。

そして何よりも、正しい動きをすればからだが喜び、こころも楽しくなります。楽しみにして苦しい走り込みや基礎基本の運動に喜んで参加している様子が見られますので、次に子ども達が新しい動きづくりに喜んで挑戦できるように、何をさせようかと指導者側もこころが弾みます。

色々なからだづくりの運動が紹介されていますが、それぞれの子どもにとって段階的、挑戦的であり、継続すれば必ず上達がみえるように組み込むことは、プログラムづくりを連続的に組み込むことが重要です。子ども達各自の問題解決意識がみえるようにポイントをつかんだ注意事項を与えることが大切です。

各自の頭に響くように注意点を伝える事を意識しています。どこの活動にも負けない細かな注意(力の湧き出るポイント)が、子ども達のこころを動かし成果に繋がるようにしたいものと考えています。その注意点を意識しながら各自「挑戦」することは、脳の働きをよくして学習力向上にもつながるものと考えています。

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